西日本新聞2012年1月30日付 朝刊

2015年4月14日


情報商材とは、主にインターネットを通じて売買される情報で「ギャンブル必勝法」や「男女の産み分け方」などがその一例です。最近、その情報商材のトラブルが増えています。
【事例1】 「赤ちゃんが授かる方法」の情報商材を購入したら、申し込んだ覚えのないパワーストーンが届いた。さらに毎月メールマガジンが配信され月会費がクレジットカードで決済されている。パワーストーンの返品もメールマガジンの配信停止もできない。
【事例2】 「インターネットで高値が付く本を見分ける方法」のマニュアルと本の情報を読み取るバーコードリーダーをセットで購入し、古本屋で試そうとしたがこの本屋ではそのような行為を禁止していた。
情報商材の多くはデータをダウンロードすることで取得できますが、事前に情報の詳細は確認できず、一度ダウンロードするとその性質上返品不可とされていることが多く返品交渉は困難です。また、契約後の継続的なサービスの記載が分かりづらく、申し込んだつもりのない情報が毎月送られ、その代金がクレジットカードで自動的に決済されてしまうこともあります。
インターネット通販業者は、苦情や問い合わせを電話ではなくメールのみで受け付けることが多く、トラブル解決に協力的でない場合は返信も期待できません。広告文に惑わされず、契約内容を十分確認して契約は慎重にしましょう。
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