高知新聞2011年5月10日付 朝刊

2015年3月20日


「株でもうけているという個人のブログを読み、『株で必ずもうかる方法』を1万円で購入。届いたファイルを読んだが、雑誌でも公開されている一般的な内容で納得できない。返金を求めたが、拒否された」という相談がありました。
こういった「○万円の収入が得られる方法」「必ずモテる方法」など一般にはあまり知られていない情報や販売者の経験に基づくノウハウなどをインターネットを通じて売買する「情報商材」に関する苦情が増えています。
最近は、情報商材を扱うショッピングモールが複数見られ、モール業者を介して購入するケースが多くなっています。情報商材は、インターネットで容易に入手できて便利な半面、購入者が事前に内容を確認できないため販売者の宣伝文句だけが判断材料になり、受け取ったものの「中身が大したことなかった」「実現不可能なことが書かれていた」など内容に関するトラブルが目立ちます。
ほとんどの販売者やモールは解約や返品を認めておらず、また返金保証という記載があるにもかかわらず実際には返金に全く応じないといったトラブルも多いため、契約には注意が必要です。
「誰でも簡単」「確実に」「~するだけで」などという話をあてにするのは危険です。少しでも疑問があったら安易に契約せず、慎重に対処しましょう。
うまい話には注意が必要です。
<県立消費生活センター(電話088-824-0999)>


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