■詐欺のテクニックが詰まった情報商材の販売手法
情報商材詐欺というものを見ていくと、その手口は極めて古典的だと思われます。
「大金が手に入る」「ギャンブルで大当たりして儲かる」「彼女ができる」「すぐに結婚相手が見つかる」などといった、多くの人が持つ欲求を刺激するような文言で誘いかけ、その内容について知らせることのないままに二束三文の価値もないものを高額で売りつける。
ほかにも「先着20名限り」「本日から３日間限定」などと数量や期間を限って購買意欲を刺激する『デッド・ライン・テクニック』や、札束の写真を掲載したり、「私もこれで儲けました」という成功事例を数多く載せたりすることでの『催眠商法』まがいのテクニック、さらに「悪徳商材追放」などと称してさも良心的な業者を装うなど、さまざまな詐欺的手法が情報商材のセールスには活用されています。
人数を限定することで消費者の購入衝動を煽る古典的な手法。
景品表示法により二重価格での販売は禁止されているが、詐欺業者はお構いなしだ。
情報商材販売サイトでこれ見よがしに出てくる札束。販売者の名前を書いた紙を札束に挟んでリアリティを演出している
