自民党衆議院議員
新藤義孝(しんどうよしたか)
1958年生まれ、明治大学卒。公務員、川口市議会議員を経て、1996年より衆議院議員(自民党・埼玉2区)を務める。総務大臣政務官、続いて外務大臣政務官、経済産業副大臣などを歴任し、現在は自民党総務副会長。ネットメディア局長、自民党ネットサポーターズクラブ(J—NSC)代表として、自民党のインターネット戦略を牽引している。
HP:http://www.shindo.gr.jp
twitter:http://twitter.com/shindo_y
民主党はネット選挙解禁を国民に対して表明したにもかかわらず、実現できなかった。しかも法案の運用方法まで与野党で合意していたにもかかわらず、だ。まさに日本の政治が機能不全に陥っている証左でもある。
選挙最中の通信手段である電話が許されているのに、メールが許されないのはおかしい。今やネットユーザーは国内で7000〜8000万人おり、運転免許所持者より多い。だからこそネット選挙解禁は中途半端にやってはいけない。今回もホームページとブログの更新のみ解禁して、ツイッターやメールは見送るという案が出てきていたが、解禁するならば、全面的に解禁しないと意味がない。
ネットの発達は国民と政治の関わり方を大きく変えつつあると思う。特にtwitterを使うことで国民との距離が縮まった。これまで私たちの考えが直接届かなかった層にもtwitterを通じてダイレクトに届けられるようになったことが大きいと思う。
また、昨年の衆院総選挙ではインターネットを経由してボランティアがのべ1800人も集まり、広報活動を手伝ってくれた。それを母体として、ネットを通じて発足したのがJNSC(自民党ネット・サポーターズ・クラブ)で、この運営は私以外は全てボランティアの会員でやっており、連絡はメールやtwitter、20歳以上の日本人であれば誰でも入会できる。ネットの世界だけで留まるのではなくて、実際の政治活動に結びついていく動きは、ネット発の新しい政治の動きだし、日本の政治の在り方を変えていくと思う。