みんなの党衆議院議員
浅尾慶一郎(あさおけいいちろう)
1964年生まれ。東京大学法学部卒。日本興業銀行入行。米国スタンフォード大学経営大学院修士(MBA)。1998年より参議院議員(民主党・神奈川県選挙区)を2期務める。この間に、参議院財政金融委員長、民主党「次の内閣」外務相、防衛相などを歴任。2009年総選挙で衆議院議員(みんなの党・神奈川4区)に転じ、現在は、みんなの党政策調査会長。
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参議院選挙前に公職選挙法の改正はなされなかったが、内閣が変わったとしても民主党が衆参で予算委員会を開いたり、あるいは代表質問の際でも法案を通そうとしていれば、通せたのにやらなかった。党内でもネット選挙解禁を見越して準備をしていた候補者がたくさんいたので、本当に残念だ。結局民主党はネット選挙解禁について熱意、やる気がなかったのではないか。
また民主党案では「ウェブサイトとメールのみ」解禁ということであったが、やはりtwitterを含めて全面的な解禁をすべきだと思う。そして何より、ネット選挙を解禁する上では、それが公平に運用されるようにしなければならない。例えば中小政党の場合は「なりすまし」や「誹謗中傷」があった場合、単独で対処することが難しい。これに対しては厳罰化を持って応じるなど、法律が政党の大小に関係なく平等に運用されるような仕組みが必要だ。
今後はネット選挙が解禁されていけば、政治家としては今以上に情報発信がやりやすくなる。(全面解禁が望ましいが)メールの配信だけでも解禁されればかなりの効果が出てくるのではないか。