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	<title>「誰が本を殺すのか」</title>
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	<description>電子書籍の未来を殺す「情報商材」出版文化を危機に陥れる金の亡者たち—</description>
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		<title>第一部 佐野眞一氏インタビュー 「だれが電子書籍を殺すのか-電子書籍を殺す情報商材」</title>
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		<pubDate>Fri, 24 Oct 2014 09:05:08 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[未分類]]></category>

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		<description><![CDATA[「電子書籍」の時代がやってきた—
 アップルの「ｉｐａｄ」が火をつけた格好の電子書籍狂想曲は様々な思惑が絡み合って出版業界、ハードメーカー、書き手を巻き込んで益々喧しさを増している。そんな中、実は出版業界人が知らないとん [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p class="leed">「電子書籍」の時代がやってきた—<br />
 アップルの「ｉｐａｄ」が火をつけた格好の電子書籍狂想曲は様々な思惑が絡み合って出版業界、ハードメーカー、書き手を巻き込んで益々喧しさを増している。そんな中、実は出版業界人が知らないとんでもない事態が足下で進行している。<br />
 電子書籍市場を「焼け野原」にしようとする電子書籍詐欺商法、「情報商材」がそれだ。巷間聞き慣れない「情報商材」だが、年間被害額はすでに日本のＰＣ向け電子書籍市場の3倍の200憶円に及び、国や警察も動き始めた。コンテンツ業界の信用危機に『だれが「本」を殺すのか』の佐野眞一氏が警鐘を鳴らす。</p>
<p><span id="more-1"></span></p>
<div class="photobox_right">
<img src="http://itbiz-j.com/ebook/files/03.jpg" alt="" title="03" width="198" height="297" class="alignnone size-full wp-image-21" />
</div>
<p><em>『だれが「本」を殺すのか』から１０年が経ちました—</em></p>
<p>拙著『だれが「本」を殺すのか』連載当時、下がり続ける出版物の販売額、上がり続ける返品率、年間1000店が廃業に追い込まれる書店経営の実情など、既に我が国の出版界は制度疲労を起こして行き詰まりをみせてました。</p>
<p>出版人は、寄ると触るとどこそこの社が倒産するらしいといった噂話で持ちきりだったから。私はプロローグで「「本」の世界が、かつて無い解体モードに晒されている」と警鐘を鳴らしたの。<br />
 それから10年、2万1000店あった書店は1万5000店に淘汰され、２兆4000億円の販売額は1兆9000億円に縮小の一途をたどり、「本」はまさに今、静かに殺されようとしているんだよ。</p>
<p><em>電子書籍で「本」は延命出来ますか？—</em></p>
<p>定価販売の護送船団にしがみついて、青息吐息で辛うじて生きながらえてきた、この国の出版界をてんやわんやの大騒ぎにしているのがアマゾン「キンドル」、アップル「アイパッド」、グーグル「グーグルエディションズ」など電子書籍という黒船。</p>
<p>やれ「もうグーテンベルグの時代は終わった」とか、「紙の本はおしまいだ」とか滑稽なほど浮足立ってますね。米国では有名著者が出版社から版権を引き上げてアマゾンと直接契約をしたなんて話が耳に入るたびに反応しちゃう。<br />
再販制の対象とならない電子書籍では、アマゾンは自ら価格を自由に決定できるホールセール契約を出版社と交わすことだって出来るし、現にアマゾンはそれを目論んでいるんだけど、著者との契約書なんておろか、再販制と取次制度に依存して惰眠と高給を貪ってきた出版人が慌てるのも無理はないよね。彼らは本気で混迷に陥っているよ。</p>
<p><em>先生が考えるデジタル時代の「本」の延命策は？—</em></p>
<p>あわてて業界団体（注：日本電子書籍出版社協会）を立ち上げるのもいいですよ（笑）。<br />
しかし、いま出版関係者が真剣に考えなければならないのは、技術論でも契約問題でもないんだよ。紙や電子を問わず、「本」の最大の生命線であるコンテンツの質が著しく低下していることへの反省と、コンテンツの質を高めていくことについて考えることなんだ。</p>
<p>例えばね、「バンド１本でやせる！ 巻くだけダイエット」なんていうのがトーハンの2009年下半期、2010年上半期のベストセラーだ。試しにアマゾンのランキングも覗いてみましょうか。こちらは「女医が教える 本当に気持ちのいいセックス 」が6月のベストセラーね。書店の棚には「楽して痩せる」「楽して儲かる」「すぐに出来る」「すぐに解る」…似たようなタイトルの、「本」とは認めがたい代物が我が物顔で平積みされているの。<br />
何事も「早く」「手軽に」という時代に迎合して、それを助長するお手軽本をノルマに追われた編集者が毎月、毎月垂れ流すんだよ。</p>
<p><em>コンテンツの質は確かに落ちていますね。『情報商材』は悪い意味でいい例です—</em></p>
<p>私も年寄りの特権と思って、こんなことをやっていたら編集者も出版業界も駄目になるぞ、とあちこちで小言を言っていたら、もっと酷いことが起きているんだと出版関係者が血相掻いて教えてくれた。それが『情報商材』。</p>
<p> 『情報商材』とは、金儲けのノウハウやダイエットの方法やとか病気の治し方をまとめたＰＤＦファイルのことで、インターネットで販売されているの。なんだ、書店に並んでいる駄本の電子書籍版じゃないかと思ったら違った。駄本に違いはないけど、電子書籍ではないんだな。</p>
<p><em>『情報商材』は電子書籍なんでしょうか？—</em></p>
<p>とんでもない。『情報商材』を販売している業者は「電子書籍」だと言い張っているみたいだけど、『情報商材』には編集者の存在も、出版社も存在しない。<br />
あるのは駄本にも及ばないインチキな内容のコンテンツをせっせと作るあんちゃん達と、儲かるからと素人をそそのかして『情報商材』を作らせるインターネット出版社を自称する『情報商材』販売モールだけ。</p>
<div class="photobox_left">
<a href="http://itbiz-j.com/ebook/files/ebook_sample.jpg"><img src="http://itbiz-j.com/ebook/files/ebook_sample-150x150.jpg" alt="" title="ebook_sample" width="150" height="150" class="alignnone size-thumbnail wp-image-38" /></a></p>
<p>情報商材</p>
</div>
<p><em>『情報商材』は出版界に蔓延る「駄本」を究極化した感があります—</em></p>
<p>成果が出なければ返金保証だ違約金を支払うだと大書された派手なサイトで「テレビ番組を見るだけで１０万円もらう方法」「3カ月で妊娠できる」「行政書士合格保証」「有名モデルの秘密のダイエット法」「元手10万円を1憶円にする投資法」なんていう「コンテンツ」もどきを1万円〜数万円で売られている。<br />
騙されて買うやつもどうかしていると思うよ。コンテンツとは名ばかり。市販の駄本を適当に剽窃した程度のペラペラの内容に、買った客からのクレームは日々消費者センターに押し寄せているらしい。</p>
<p><em>国が詐欺商法だと注意を呼び掛けていますが今では市場規模200憶円です—</em></p>
<p>「電子書店パピレス」や「理想書店」などの本来の電子書籍販売モールと混同する消費者がいるというから迷惑な話しだな。</p>
<p>（編集部注：現に『情報商材』は日本のパソコン向け電子書籍市場６２億円（「電子書籍ビジネス調査報告書2009」）の３倍相当を売り上げ、これら真っ当な業者を遥かにしのいでいるのだという）</p>
<p><em>これだけ世の中を騒がせている本来の電子書籍より、電子書籍を擬態して詐欺商法に利用されている『情報商材』の方が売られていることをどう思われますか？—</em></p>
<p>私は『情報商材』自体に興味はない。こんな下らないものを買う方もどうかしている。<br />
浜の真砂は尽きるとも、インチキおじさんは次々登場し、そして消えていくんだ。自動車産業、外食産業はあっても詐欺産業というのはあり得ない。<br />
だから、『情報商材』なんかいくら売上が伸びたって産業にはならない。私には『情報商材』の売上が講談社や小学館の売上を抜こうと関係ない。詐欺を摘発するのは警察の仕事だからね。</p>
<p>だけど、『情報商材』は駄本の大量生産と矜持を失った出版人を皮肉的に暗示しているように思えたよ。</p>
<p><em>電子書籍の時代到来で出版はどう変わりますか？—</em></p>
<p>情報のビークル（注：乗り物）は粘土板だったり、巻物だったり、紙だったりするけれど、「電子」っていうのは、加工途中の半生なものを許容する乗り物だと思う。だから今後デジタルコンテンツの時代になるにつけ、書籍の作り込みの工程は非常に簡略化されてきてしまう恐れがあるよ。<br />
編集者のスキルも鍛えられなくなるし、書籍はますます工業製品化してしまうだろうし。さらに、コンテンツの流通量は増えるけど、デジタルの性質としてフラットな世界になる。だから電子出版が福音だなんていうのは幻想で、ライターも編プロも生き残れるプロの書き手は少数だと懸念している。</p>
<p>講談社の小判ザメじゃ食えないから『情報商材』でも作って生き残ろうと詐欺商法の片棒担いでいる連中は、ある意味、近未来の混沌としたデジタル時代のなりふり構っていられない出版界の有り様と安易につくられたコンテンツの流通を極端な形で写し出しているんじゃないか。</p>
<p><em>出版におけるフラットな世界とは？—</em></p>
<p>アマゾンが運営する米国のキンドルストアでは、プロの書き手によるコンテンツも素人のコンテンツも「電子書籍」として同列に販売されている。<br />
「電子」の世界は、良く言えば誰も彼もが著者になれる個人出版の時代、悪く言えば誰もがマイクを握って離さない「一人カラオケ」が席巻する時代だよ。これが確実に近付いている。<br />
駄本が溢れかえっているとはいえリアルの出版業界は物書きがいて、編集者がいて出版社があって、取次、書店、図書館という流通構造があって、これがコンテンツの品質を保ってきた。だけど、プロの物書きも編集もいなければ、取次や書店のチェックも働かない、おまけに立ち読みも出来ない「電子」だけで出版されるコンテンツでは、もはや派手な宣伝をやった者勝ちの香具師の世界なんだ。<br />
『情報商材』がいい例でしょ。悪化が良貨を駆逐するのたとえ通り、果たして電子出版の時代は益々「本」の信頼を失う時代になってしまう。</p>
<p><em>やはり「本」は殺されますか？—</em></p>
<p>キンドルだアイパッドだと浮き足立つ前に、来るべき電子書籍の時代が、これ以上駄本だらけの焼け野原にならないよう、危機感を持ってコンテンツの質をどう維持するかを考えなければなるまい。そうでなければ、日本のコンテンツ業界は早晩、誰からも見放されると私は懸念しているんです。（談）</p>
<div class="box">
<div class="photobox_right">
<img src="http://itbiz-j.com/ebook/files/01.jpg" alt="" title="01" width="198" height="297" class="alignnone size-full wp-image-22" />
</div>
<p><strong>佐野 眞一（さの しんいち）</strong></p>
<p>1947年（昭和22年）東京生まれ。早稲田大学文学部卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。時の人物や事件から時代の深層をえぐるルポルタージュのスタイルでは当代随一。綿密な取材やによって我が国の近現代の光と影に肉薄する作品を書き続けている。1997（平成9）年、民俗学者宮本常一と渋沢敬三の生涯を描いた『旅する巨人』で第28回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2009年、「甘粕正彦　乱心の曠野」で第31回講談社ノンフィクション賞受賞。著書に『性の王国』『遠い「山びこ」—無着成恭と教え子たちの四十年』『巨怪伝—正力松太郎と影武者たちの一世紀』『カリスマ—中内功とダイエーの「戦後」』『東電ＯＬ殺人事件』『だれが「本」を殺すのか』『宮本常一が見た日本』『宮本常一のまなざし』『だから、僕は、書く。』『だから、君に、贈る。』『てっぺん野郎—本人も知らなかった石原慎太郎』『宮本常一の写真に読む　失われた昭和』『小泉純一郎　血脈の王朝』『ＫＡＷＡＤＥ道の手帖　宮本常一』『響きと怒り—事件の風景・事故の死角』『阿片王—満州の夜と霧』など多数。</p>
</div>
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		<title>[解説] 電子出版の全貌と未来 ～電子書籍ビジネス発展への処方箋～</title>
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		<pubDate>Wed, 24 Sep 2014 09:00:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[未分類]]></category>

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		<description><![CDATA[
湯浅　俊彦




夙川学院短期大学児童教育学科准教授 大阪市立大学大学院創造都市研究科都市情報環境研究領域博士（後期）課程修了。日本出版学会理事、日本ペンクラブ言論表現委員会副委員長などを歴任。『電子出版学入門　出版 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div class="box">
<p><strong>湯浅　俊彦</strong></p>
<div class="photobox_prof">
<img src="http://itbiz-j.com/ebook/files/yuasa.jpg" alt="" title="yuasa" width="150" height="173" class="alignnone size-full wp-image-58" />
</div>
<p><img src="http://itbiz-j.com/ebook/files/profile2.gif" alt="" title="profile2" width="400" height="25" class="alignnone size-full wp-image-56" /></p>
<p>夙川学院短期大学児童教育学科准教授 大阪市立大学大学院創造都市研究科都市情報環境研究領域博士（後期）課程修了。日本出版学会理事、日本ペンクラブ言論表現委員会副委員長などを歴任。『電子出版学入門　出版メディアのデジタル化と紙の本のゆくえ』（2009年・出版メディアパル刊）ほか著書多数。</p>
<div class="clearboth"></div>
</div>
<h4>第1章 電子出版の定義をめぐって</h4>
<p>「だれが電子書籍を殺すのか？」という特集タイトルは言うまでもなく、21世紀初めの出版業界を震撼させた佐野眞一著『だれが「本」を殺すのか』（プレジデント社、2001年）に由来している。佐野氏が提起したのは出版をめぐるグーテンベルク以来の地殻変動の問題であり、その克明な取材によって明らかにされたのは出版業界の制度疲労の実態であった。しかし、今日の電子出版の動向の中でも電子書籍を殺しかねない新たな問題が起こっている、というのが本特集のテーマである。</p>
<p><span id="more-10"></span></p>
<p>　電子出版と一口に言ってもその定義は意外と難しい。<br />
CD-ROMのようなパッケージ系の電子出版物が登場したのは1980年代。その後、1990年代に入ると電子辞書が登場し、2000年代にはPCにダウンロードして読む「電子文庫パブリ」のようなタイプの電子出版が主流となる。<br />
また現在ではケータイ、ニンテンドーDS、ソニーのPSP（プレイステーションポータブル）、iPod touchなど、さまざまなデバイスにデジタル化された出版コンテンツが配信できるようになり、2010年代にはアマゾン「Kindle」日本版の発売などが注目されている。さらにこのような「電子書籍」に加え、今日では「デジタル雑誌」のタイトル数も増えつつある。</p>
<p>　そこでここでは電子出版を便宜上、次の7つに分類しておこう。<br />
 (1)CD-ROMなどのパッケージ系出版物、(2)電子技術を利用してディスプレイで読む「電子辞書」、(3)書籍や雑誌など紙で出版された資料をデジタル化し、オンライン配信で提供する「電子書籍」や「デジタル雑誌」、(4)編集段階からデジタル化された学術雑誌をオンライン配信で提供する「電子ジャーナル」、(5)「ケータイ小説」のようにもともとデジタル・コンテンツ（ボーン・デジタル）としてオンライン配信で提供するもの、(6)貴重書、郷土資料、地域資料、行政資料など図書館の所蔵資料をデジタル化し提供するもの、(7)<a href="http://dic.yahoo.co.jp/" target="_blank">「Yahoo!Japan辞書」</a>のように検索エンジンに搭載されたもの、(8)<a href="http://www.japanknowledge.com/top/freedisplay" target="_blank">「JapanKnowledge」</a><a href="https://www.chem-reference.com/" target="_blank">「化学書資料館」</a><a href="http://www.kinokuniya.co.jp/03f/oclc/netlibrary/index.htm" target="_blank">「NetLibrary」</a>のように出版されたコンテンツを統合的に検索し、閲覧することができるもの。</p>
<p>　このように電子出版とは、「デジタル化された出版コンテンツをパッケージ系電子メディアやネットワーク系電子メディアを用いて読者に著作物として頒布すること」とここでは定義しておきたい。</p>
<p>
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